「七つまでは神のうち」
無意識でつくる、手の形。
なんだか仏様が印(いん)を結んでいるよう。
子どもは内に、侵しがたい「神聖」を宿しているのかもしれません。
「7歳までは神の子」
乳幼児の死亡率が高かった近世、
人々はそう言って、7歳に満たない幼子をお墓の中に入れなかったそうです。
それゆえ、いわゆる神の子は、自然の循環の中に帰らなければなりませんでした。
野の草を枕に、骨となり、土に埋もれていくことが夭逝した神の子の定めだったようです。
自然物に精霊が宿るという、
縄文以前から続くアミニズムが、仏教伝来後も民間に息づいていた日本。
神の子という発想も、それと無縁ではないように思います。
いにしえ人にとって「神」とは自然そのものでした。
山や森に神が宿るという、神奈備(かんなび)。
巨石に神が宿るという、磐座(いわくら)。
神の宿る幼子もまた「自然」の一部だと思えばこそ、
命を削ってこの世に産み落とした、母も、
草を枕にした我が子への未練を、どうにか断ち切ることができたのでしょう。
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